◆クーア・ネクロ―マ
◆経歴:異端者 / 機関:無所属(元天涯) / 階梯:第三階梯 / 領域:獣
◆真名:イーヴァ・デクーア・ネクロ―マ /真の姿:死を欺く魔物
◆年齢:350歳 / 性別:男 /表の顔:作家
◆魂の特技:死霊魔術 / 傾向:サポート(でもなぜかやけに戦うハメになる)
◆設定など
とある〈異境〉出身の異端者。
元々は人間だったが、ネクロマンサーとして死霊術を極めるうちに、いつしか人外の領域へと到達した。
死者を完全な形で蘇生する術を編み出し、一族の繁栄の礎を作ったものの、ある時その死霊術そのものが禁書化し行方不明なってしまった。
それまでに身につけた死霊術の大半を失い、今では死霊を使役するなど不完全で一時的なものが使えるにとどまっている。
己の失った力を探すために大法典に接触。一種の契約を結び、天涯の所属となって予知夢を以って専任で捜索をすることになった。
...のだが、恋愛の運命を持ったため天涯にいられなくなってしまった現在、捜索は事実上ストップしている。
友達の書工と同居しつつ、ゲームしたりアニメ見たり女の子に癒されたり同人誌描いたりする自堕落な日々を送っている。
故郷でつるんでいたので、グール系に対して好意的。仲良くしたがる。
◆もっとつっこんだ生い立ち
故郷においては、宮廷に仕え死霊魔術によって暴君を蘇らせ王国の混迷と内乱を拡大させた「史上最悪のネクロマンサー」として教科書に載るレベルの人物。
もとは没落気味の貴族家系の生まれ。
家の決めた人生を歩み家の決めた相手と結婚し子も為したが、貴族とは名ばかりで生活も苦しく、貧しい土地に縛り付けられた人生に閉塞を感じていた。
家に古来から伝わる死霊魔術を昇華させ「完全蘇生」を成し遂げてからは、より豊かな暮らしを求めて王宮に接触し、お抱えの魔術士となった。
時の王が暴君だったせいで暗殺が相次いだものの、そのたびに王は死から蘇り、蘇るごとに国政は荒れに荒れた。
最終的にクーアは死霊魔術を極め過ぎたために人間の肉体ではなくなり、異形と化した。
人間に戻るため死霊魔術を自身から切り離そうとしたものの、死霊魔術は禁書となり逃亡。
クーアの身体も元に戻ることはなく、力だけを失った状態となった。
王に気付かれればお払い箱どころか処刑すらあり得る事態であったためクーアは全てを捨てて逃走し、自身の力を追ってその世界を脱出。
やがて大法典と接触することとなる。